探訪案内所で北漢山国立公園を見学した後、清水寺入口に入ると、そこから貞陵地区トゥルレキルの一つである瞑想道区間に続きます。貞陵洞の主な北漢山探訪コースである大成稜線探訪路と兄弟峰稜線探訪路の間の谷や山道を通るのはちょっと大変かも知れませんが、上り坂を登りながら少しずつ姿を現す静かな雰囲気のクヌギの落葉広葉樹林にたどり着くと、汗を流したことなどいつの間にか忘れて心に安らぎさえ感じられます。
この区間は、以前、軍事保護施設で立ち入り禁止だった区域を国民の熱い声援に応えて最近開放した「北漢(山)ハヌルキル」の入り口とつながっていて、白頭大幹から漢北正脈まで続く北漢山の血流を引き継ぐ意味深い区間でもあり、北漢山の山道を過ぎると光化門や清渓川にたどり着くので観光も兼ねて訪ねてみるのもいいでしょう。
貞陵洞では、町を出てすぐ現われる北漢山探訪案内所と貞陵の清水渓谷の素晴らしさを満喫しながら昔の清水将が存在していた貞陵洞のひっそりとした雰囲気を味わうことができます。また、清水将の建物をそのまま利用して2001年に開所した北漢山探訪案内所を見学することもでき、ここでは国立公園の存在と役割についての幅広い情報を提供しています。